シアトル徒然帳: Last Tuesday〜Hiromi's Live / Literacy source / Parking violation

先週の火曜日．　いろいろありました．
その日の予定は，新しい ESL のクラスに出ること，そして’上原ひろみ’のライブだった．
ESL が終わる時間が５時半で，ライブハウスが６時半から開場．
ESL のあるフリーモントから夫を車で迎えに行って，そしてダウンタウンの Jazz Allay に向かう．

ESL
その日から新しく通うことになった Literacy Source．　
Advanced class の日なので少し緊張．
行ってみると，日本人２人とアフリカ人１人（スーダン？エチオピア？ソマリア？…忘れました），それから他のESLで一緒だった韓国人のジョン．　全員で５人の小さなクラス．
先生はアメリカ人の若い男の先生だった．　そしてサブでもう一人女の先生が付いてくれていた．
授業の内容は，時制の一致の話．
内容は分かるけれど，先生の言葉が全く聞き取れない．
小さい声でもごもごとした話し方のせいもあって…どうしたものか．

事件です！
アメリカでは車の駐車はほとんど路上駐車なのです．
もちろん，いわゆる駐車場もあるにはあるのだけれど日本に比べて少ないように思う．
路上にはフリーゾーンもあれば，日本にもあるような有料の parking lot もある．

その日，授業が終わってライブだライブだ！とワクワクしながらルンルン気分で自分の車に向かうと…
何ですと！
’駐車違反で罰金を支払うように’と，ご丁寧にメモだけでなく，送金用の封筒まで一緒にワイパーの所に差さってある．
一気にテンションが下がった．
その場所は，３０フィートは空けておかなければならないスペースだった．
それは重々承知．．．
ESLにも遅れそうだったし，３０フィートギリギリ空いてるよ！と内心少し引っかかりながらも車を後にしてしまった．
絶対３０フィートは空いてたよ！声を大にして言いたい！
でももう駐車違反を言い渡された後ではどうしようもない．　申し開きはできるようだけれど判断が覆ることはほぼ無いに等しいんだとか．
＄３８払うしかないな…１５日以上支払いが遅れると＄６８だって．
今日のライブのチケット＄４０，せっかく当たったのに意味がなくなっちゃったよ．
やっぱり，もしかして…と思うことは起こってしまう．
う～ん，マーフィーの法則は核心を突いてるな．

ライブ
気を取り直して，夫を迎えに Let's go．いつも以上に安全運転で．
夕方のダウンタウン行きはさすがに混んでいた．
空いていたら２０分程で辿り着けるのだけれど，結局倍くらい時間がかかってしまった．

Jazz Alley は今回が初めて．　というかライブハウス自体未だかつて行ったことがない．
ドキドキしながらお店の中へ．
ドアを入ってすぐの所にカウンターがあり，そこで予約している名前だとか，食事をするかなど答えてからやっと中に入れる．

わ～大人の雰囲気．
駐車違反の事なんてすっかり忘れて，大興奮．　
ステージを囲んで１階と２階があり，どの席からでもステージが見えるようになっていた．
私達が案内された席は，１回のステージ真ん前．　やった！ここなら良く見える．
ライブを見ながら，食事やお酒，デザートも楽しめる．
とりあえずおなかがペコペコだったので，食事をすることにした．
私は，シーフードシチュー（ドリア付），夫はサーモングリル．それとサラダをチョイス．

★★★

う～ん，この雰囲気で食べるから格別なのか，いやでもお料理はどれもすごく美味しかった．
全体的にあっさり系で，シーフードもお野菜も新鮮だったし，それに付け合せのパンにも満足．
ちょうど食事が終わる頃，ライブがいよいよ始まった．

上原ひろみ…数年前に’情熱大陸’という番組で初めて彼女を知った．
ニューヨークを中心に活躍する日本人ジャズピアニスト．
私から見るとまだまだ幼さの残る彼女だったけれど，ピアノを演奏し始めると雰囲気は一変する．
とても情熱的で力強い彼女の音楽が，すごく印象的だった．
まさか彼女のライブに来れるなんて，しかもシアトルでね～．

すごい迫力でライブは続く…
こんなクラブも初めてだし，ジャズをちゃんと聞いたのも初めて．
彼女の小さい体からは想像も出来ないような音が次々と奏でられる．
私も小さい頃ピアノを習っていたけれど，あんな弾き方の人を見たのは初めてで驚いた．
ピアノってあ～いう音も出せるんだな．
それにリズム感ゼロの私がいうのも何だけど，抜群のリズム．
すっごいな～．

彼女は，自分の音楽を体全体でおもいっきり表現していました．
一方私は，アメリカに来て，自分の言いたい事もろくに伝えられない…
もっと頑張らないとな～ライブの余韻に浸りながらそんな事を考えていたのでした．