12/02/2008

補足)ベーキングパウダーと重曹

●補足●
・重曹(ベーキングソーダ)=炭酸水素ナトリウム
・ベーキングパウダー=重曹+助剤(複数の酸性剤)+分散剤

ベーキングパウダーの機能と成分
ガス発生剤: 酸性剤の利用により分解し、炭酸ガスを発生
;重曹(炭酸水素ナトリウム)

助剤(酸性剤): 重曹に作用して分散を助け、ガス発生の温度やスピード、さらに生地のPHなどを調整
;酒石酸、クエン酸、第1リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、グルコノデルタラクトン、
フマル酸など


分散剤(遮断剤):保存中にガス発生剤と助剤が反応しないように、薬同士を分離
;コーンスターチ、小麦粉など


重曹とベーキングパウダーの違い

重曹(重炭酸ソーダ):

重曹、化学式

炭酸ナトリウムはアルカリ性で、生地の着色を促進し黄色く色づける。また独特の臭気と苦みがある

ベーキングパウダー
ベーキングパウダー、化学式
重曹の問題点(黄色、臭気、苦み)を改良してある。
助剤の種類や組み合わせにより、最も適した温度やスピードでガスを発生させることができる。


以上の特徴から、濃い色調の菓子や仕上がりの色を濃くしたい場合は「重曹」を、比較的重い生地をふっくら仕上げる場合は、「ベーキングパウダー」を使うとよいでしょう。

「重曹」は加熱しないと反応しません。そのため粉などを混ぜ合わせた後、生地を休ませておくことができます。「ベーキングパウダー」は常温で粉や水に反応します。混ぜ合わせたらすぐに焼くことが大切です。

以上、参考資料重曹とベーキングパウダーの違いより。
なるほど~、重曹では炭酸水素ナトリウムのアルカリ塩が出来、その結果苦くなる。
でもベーキングパウダーは助剤のおかげで、中性塩をつくり、苦くならないってわけか~。
一つ賢くなったな。

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