7/06/2007

Happy Birthday to America!

7月4日はアメリカの独立記念日.
この日は学校や会社も休みで,アメリカ挙げてのお祭騒ぎ.

この日,シアトルでのメインはやっぱり花火.
中でもレイク・ユニオンで花火が上がる WAMU Family 4th は一大イベントのようだ.
会場は近所のお馴染みのガスワークスパーク.
シアトルでは日没が遅いので,花火が上がるのは10時からなのです!
例年,お昼から場所取りをする人達もいる程の混雑ぶりらしいのだけれど,私達は家から近いこともあり(花火に何時間も待ってられないし…),のんびりと9時頃に家を出た.
ガスワークスパークへの道には人の流れが出来ていて,私達もその流れに付いて行く.
道路規制もあちこちで見られ,警官も厳戒体制?っといった様子.
それに,会場のガスワークスパークに入る時も荷物チェックを受けた.
さすがに,これだけの人数が集まり,しかも独立記念日ということもあるので,テロの事前防止が必要不可欠なのだろう.

いつもは見渡す限り青々とした芝生が広がって見えるのに,今日は人!人!人!
シアトルでこんなにたくさんの人が集まっているのを初めて見るくらい.
すでに人で埋め尽くされていたけれど,アジア人の小さい私達は,自分達2人分くらいのスペースは難なく見付けられた.
10pm
アメリカの国歌「星条旗 The Star-Spangled Banner」が数人のコーラスで始まる.
遠くからは星条旗を掲げたヘリコプターが静かに現れ,レイクユニオンを一周する.
この時,会場の大勢の観客達は全員が立ち上がり,国歌に耳を傾け,視線は星条旗の方を向いていた.






驚きと,感心.
お祭り騒ぎから急に厳粛な雰囲気へと変わったこと.
そして,アメリカ人の一致団結感.これは少し怖いとも思った.
日本では,今敢えて教育に愛国心を養う策を講じているというのに,アメリカはどう?
世界の大国,アメリカ国民が,皆ここにいる人達みたいだったら…日本は到底敵わないんじゃないかと思ってしまった‥.

そんな考えに浸る間もなく,会場には大爆音の音楽が鳴り響く.
それに併せて花火が次々と上がっていく.
休む間なんて無い.
惜しげなく派手に賑やかにシアトルの夜空を花火が飾る.
花火と音楽の音が体にドンドンと響く.自分の心臓がそれらの爆音と連動しているみたいな感覚.
日本の花火は,夏の暑さを凌いで,まったりのんびりと花火を見上げ,何だか分からないけれど物思いに耽るような静けさがあるように思う.
でも,アメリカでは花火そのものがエンターテイメント!
見ていて楽しいし,飽きない.
花火が上がっている時間もそんな一大イベントにも関わらず,正味1時間もなかった.
最後は,「星条旗よ永遠なれ Stars and Stripes Forever」で盛大に締めくくられた.
面白かった〜!
アメリカでは州によって違うようだけれども,シアトルでは,個人が花火を上げられる日が決まっているのだとか.
その日に併せて,花火の販売も身分証明が出来る人にだけ許されている.
なので,花火解禁日の4日は深夜遅くまで,家の近所でもドンドンと花火を上げる音が響いていた.
部屋の中でその音を聞いていると,銃を発砲してるんじゃないかと思ってしまう.
だってここはアメリカだから.

そして次の日のニュース.
アメリカ国内で銃の発砲事件が多数報告.
シアトルでも同じような騒ぎがあったようだし,花火が原因で焼失してしまった家もあったのだとか!
なるほど〜花火規制がこんなに厳しい理由が分かったような気がした.
‥やっぱり怖い.

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